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Takeshi Kakeda (tkskkd)
kakeda at zensow.jp
Japan - Ehime - Matsuyama

分離→統合を進めて全体性を取り戻すいきいきデザイナー&プラクティショナー&エヴァンジェリスト
アジャイル(22年)、パタン・ランゲージ(13年)、パーマカルチャー(15年)、ビオトープガーデニング(10年)、ウルトラ&トレイルラン、メンタルモデル探求、乱読書、生態系保全、心身一如、自分、他者、すべての生物の「いのちを活かす」ための活動をしています。 個人やチームのアジャイルメンタリング&コンサルティング、メンタルモデル紐解き、個人・チームの心身の健康カイゼン支援、などなど。

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XP白本読書会を終えた人向けに参考文献を語りたい。できれば平鍋さんとペアでやれるとよいなぁと勝手に妄想。平鍋さんが正統派(エンジニアリング、マネジメント系)で、僕はそれ以外派(パーマカルチャー、パタン・ランゲージ、メタファー、アーミッシュと私、NVC)でだいぶ網羅的役割分担が可能。

NVCとパーマカルチャーの繋がりの真の意味

ニーズの満たし合い、生態系、自己への繋がり

1 min read

NVCの前提

由佐 美加子さんのAuthentic LeadershipでNVCの前提をじっくり見る機会があった。

バージョンは違うがこの前提の8番を特にみていて気づいたことがある。

http://nvc-japan.net/material/key_assumptions_and_intentions_of_nvc/

  1. 人類は共生を通してニーズを満たす:私たちは多くのニーズを他者との関わり合いを通して、または自然とのつながりのなかで満たしますが、いくつかのニーズは主に自分自身との関係性の質を深みを通して満たされ、さらにいくつかは人生のスピリチュアルな次元と関わっています。他の人のニーズが満たされないとき、自分のいくつかのニーズもまた、満たされないことがあるでしょう。

この文章は「人類が共生を通してニーズを満たす」とあるが、実は生態系の共生関係、つまりお互いの生物が生かし生かされる関係そのものだったということに気づいた。生態系の生物間の関係性を、人間という種に照らし合わせてみた時に「ニーズを満たしあう」ということになる。

パーマカルチャーの倫理

実はこのことは、パーマカルチャーの倫理とも非常に近しい。パーマカルチャーの4つの倫理は次のようなものだ。

https://pccj.jp/permaculture/definition/

  • 自己への配慮
  • 地球に対する配慮
  • 人に対する配慮
  • 余剰物の共有

自己への配慮は、NVCの自己共感に基づくニーズへの意識の向け方に等しい。まず自分自身のニーズに自覚的になって気を配ることがスタートだからだ。

人に対する配慮はまさに人が持つ基本的ニーズそのものに意識を向けることだ。人が持つ基本的ニーズとは人類共通のものであり、配慮し大切に扱うことは重要な要素だ。

そして余剰物の共有は、自分のニーズを満たして余ったものを共有するということだ。ニーズが満たされた状態で物を溜め込むのでなく、余剰物をニーズが満たされていない人々に分かち合うという態度が重要だ。

そして人に対してだけでなく、地球という星のすべての存在を慈しむという観点がパーマカルチャーでは大事にされる。

NVCとパーマカルチャーの繋がり

パーマカルチャーは、生態系を含めたエネルギーを循環させる繋がりをデザインすることで、持続可能な暮らしや社会を実現しようとするデザイン体系だ。生態系の繋がりとは生物同士のニーズの満たしあいであり、人はそれぞれのニーズを自覚し満たしながら、他者のニーズにも答えていく関係性こそが、豊かな生態系と同じであるということだ。

ここ数年、ソーヤー海さんが、パーマカルチャーの文脈からNVCを伝えているのに気づいた。しかしなぜパーマカルチャーとNVCが繋がっているのかがピンときていなかった。

パーマカルチャー的には人の集団(=コミュニティ)もデザイン対象となり、その流れでNVCが関連するのだと漠然と考えていた。しかし、今回のNVCの前提を理解して、本質的にはニーズの満たし合いとは、人と人とのエネルギー循環であり、生態系を意図的に生み出すこととなんら変わりはないことがよくわかった。

スタートは自己共感から

そして、何から始めればいいのかという観点では、自己への配慮=自己共感がスタートとなる。

多くの人は、無自覚に自分を責め続けている。「xxxできない自分はダメだ」「価値を出さないと存在意義はない」「誰にも理解されない」「愛されない自分はダメだ」というように無自覚に自己分離を起こしている。このような状態だと分離の奥に潜んでいる自分の本当のニーズに繋がれていない場合が多い。

自己への配慮・自己共感を実現するには、NVCの自己共感、そして自己分離している自身に気づいて、それを癒していくというプロセスが重要となる。それの一つの方法が由佐さんのメンタルモデルへと繋がる。

今回のNVCの前提を読んで、NVC、パーマカルチャー、メンタルモデルが強く結びついていることに気づけて本当によかった。

キーホールガーデン+ティピ=ガーデンルームで庭ークができるか?の実験

キーホールガーデン+ティピ=ガーデンルームで庭ークができるか?の実験

庭の菜園の畝をキーホール型のベッドにした。パーマカルチャーでよく使われる収穫が楽な形の畝の立て方だ。そして周囲に支柱を立てるが中心で組むティピ型にした。これもパーマカルチャーでよく使われるインゲンなどの豆類を栽培する時のやり方だ。

支柱には、ヤマイモ(すでに勢いが凄まじい)、キュウリ、モロッコ、トマトなどを這わせている。

キーホールガーデンとティピを組み合わせると、キーホールガーデンの中心部が周囲のつる植物によって日陰になる。そうすると、真ん中が夏でも直射日光を避けて涼しくなるのでは?という仮説を立てた。ここに椅子と机をおけば、日中にティピ内で仕事もできるのではないか?という目論見でもある。(これができたら庭ークと呼ぼうと考えている)

まだスカスカではあるが、いい感じにつる植物が増えてきているので、ここで涼を取りながら夏にくつろぎたいなと思っている。

ヤマイモの花には多くの虫たちが集まり、見ていて飽きない。そんな環境で仕事ができたらどれだけリラックスしてできるだろうか?

注意すべきはティピ内の蜘蛛の巣くらい。ジョロウグモの子供がすでに巣を貼っているので、毎回巣を壊して入っている。ゴメンな。

 

さぁ、どうなることやら!?

 

少なとも毎夕食分のサラダとおかず分の野菜が確保できると自給っぽさは増すなぁ。まぁ波はあるのでベストエフォートだけど。夏野菜を漬物とかの保存食にするのも含めて自給率上げるのだなぁ。昔の人の知恵はすごいなー。